「ちょっと通りますね・・・」食虫植物に食べられても物ともしないカタツムリ

昆虫

食虫植物といえばみんなが思い浮かべるハエトリグサにカタツムリをおいたらどうなるか試した動画。
最初のはカタツムリは何も知らずにのそのそ葉の上を歩いていると左右から葉に挟まれてしまいます。が、殻が大きく硬いせいで閉じきらず普通に脱出…というか気づかずに出ていってるようにすら見えます。

  • 2:00からのもちょっとひっかかりを感じたようですがそのまま脱出。
  • 3:05からの二匹はハエトリグサに対して小さめでそのまま挟まれて動けなくなってしまいました。
  • 5:09からのは小さめでうまく挟まれてしまいますが、殻が葉の外に出てたおかげか体のぬめりでヌルヌルと外に出れてしまいました。葉の中をみると大量の粘液がへばりついていてカタツムリの身を守る力に驚きます。
スポンサーリンク
bet-channel

ハエトリグサが葉を閉じるタイミングとは?

そもそも食虫植物が葉を閉じるギミックは一体なんなのかちょっと調べてみました。

ハエトリグサで言うと葉の内側にある感覚毛というトゲ部分に一回触ってから30秒以内に2回目を触ると葉が閉じるという仕組みになっています。
2回の理由は雨や風で飛んできたゴミなどに当たって無意味に閉じないためと言われています。

食虫植物ハエトリソウの”葉が閉じるメカニズム”を解明!30年前の仮説を日本の研究チームが実証

記事をみて植物に記憶能力があることに驚きました。

また色々調べると実は葉を閉じるためにものすごいエネルギーを使うので何度も葉を閉じるとすぐ枯れてしまうそうです。最初に閉じるスピードは早いですが、その後は一日かけて完全に閉じるようになります。

そして一週間以上かけて虫の栄養を吸いきったら葉が開いて死骸を捨てるそうです。動画のように虫に逃げられた場合は半日から3日かけてゆっくり開いていくようです。それだけエネルギーを使う行為だから捕まえるときだけ早くて他はゆっくりエネルギーを節約するようにしているのかもしれません。

実際一枚の葉の捕食行為は4,5回で寿命が来てしまうそうです。無闇にエサを捕食すると葉だけでなく全体が枯れてしまうそうです。

食虫植物は栽培するなら餌は不要?

自宅で栽培する食虫植物の中でもハエトリグサは人気ですが、実は餌である虫はあくまで補助的な栄養として取っているだけで普通に植物のように十分な水さえあれば大丈夫とありました。根から栄養を吸収するので肥料はいらないそうです。あとは暑さに弱く寒さに強いので気温に気をつけるくらいでしょうか。栽培難易度も普通と性質の割に初心者にも育てやすいようです。詳しい注意点などもあるので気になった人は調べてみるといいかもしれません。

こうして調べてみたら動画のような遊び目的や過度な餌やりは食虫植物にとっては大変危険な行為だったんですね。動画のコメントにはカタツムリが可哀想という声が多くありましたがハエトリグサにとっても命に関わる行為だったようです。

初めて食虫植物は育てる人は面白くて何回もやってしまいそうですがそこだけは気をつけないといけませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました