えげつない武器で相手を破壊しつくすアメリカのロボコン「バトルボッツ」が超過激

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この動画は海外のロボット対決番組「battlebots(バトルボッツ)」の対戦動画。
日本でもロボコンは有名ですが、玉入れやゴルフなどスポーツみたいに競い合うのがメイン。格闘系も人型ロボがぶつかりあう相撲スタイルですが、さすがアメリカはあらゆる武器をつかって破壊しあうドンパチ重視の破壊バトルになっています。

これだけ過激だと日本では色々言われそうですがショーとしてはやはりこういうほうが見応えがありますね。

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バトルボッツのルールは厳しい

勝利条件は「3分以内に相手が動かなくなったら勝ち」というシンプルなものですが、武装に関しては激しいからこそルールは細かく定められています。

出場規定(Battlebots design and rules より抜粋)

・出場ボットは、2つ以上の「MultiBots」で構成することができる(総重量をオーバーしてはならない)。

・ボットの最大重量は250.0ポンドまで。 最低重量はなし。フライングボットの最大重量は10.0ポンドまでとする。撮影用カメラは重量に含めなくても良い。

・電動ノコギリは出場するまでロックしておくこと。武器の動作を外部から停止できるキルスイッチを必ず設けること。

・最大許容電圧は220V。しかし48V以上の動作電圧を使う際には、明確な理由を示すこと。理由を説明できなければ失格とする。バッテリーはよく保護された市販の鉛蓄電池を仕様する事。

・放射性物質、アスベスト、ガラス、有害または反応性金属(水銀、カドミウム、リチウム)を材料に使ってはならない。またボットの外装に鉛、プラスチック、ガラスやセラミックを使いアリーナを汚してはならない。

・火炎放射器にはプロパンまたはブタンガスを用いること。タンク容量は16.4オンスとすること。ガスは加熱や冷却をしてはならない。炎の長さは4フィート以内とすること。フライングボットからの火炎放射は下向きに垂直とすること。

・発射武器はスプリング、カタパルト、ガス圧のみ許可される。爆発物の使用は禁止。回転式武器はRC信号OFF後60秒以内に停止しなければならない。

・内燃機関の使用は可能。燃料タンクと燃料ラインは十分保護する必要がある。

・圧縮空気や油圧の使用は可能。最大圧力を守る事。

・ボットをピットからアリーナに移動する際は台車を用いる事。素手での運搬は禁止。

禁止武器(抜粋)

・接着剤、ネット、釣り糸、ボールベアリング、アリーナを汚す物。

・液化ガスのような液体窒素。

・EMPジェネレータまたは相手のボットの電子機器を損傷したり、ジャミングする行為。

・煙幕装置。

・審判の気をそらすための発光装置、またはレーザー光線。

・自分自身を破壊することでボットにダメージを与える武器。

引用:battlebotsとは

重量は250ポンド(113.4kg)とかなりゆるい印象に見えますが武装や燃料系はかなり厳しいです。

また最初の「2つ以上のMultiBotsを使える」というルールを利用した対戦が以下のものになってます。

ドローンが下に火を吹いて支援していますが相手はそれ込みの対策した機体なのかハエたたきの要領で落とされてしまいます。2体を駆使した対戦も運営側は期待していたのかもですが勝つための動かし方が難しそうです。

最強ロボ「bite force」「minotaur」

・Minotaur

Bite force

Biteforceはシーズン4まで三度優勝した実力者でこれまで破壊されたことはないという耐久力が売り。
minotaurはBiteforceと比べて敗北も多いですが破壊力、耐久力、スピードが高い水準にあって機体性能はトップクラスで有名。彼の試合は時間切れかノーダメージじゃないと勝てないといわれるほど完成された機体のようです。また機体にかかる強烈なジャイロ効果で操縦が難しいですが横転した時の素早い復帰など操縦者の腕も評価されていました。

両者に共通する点はメイン武装が前面の回転ドラムで相手を吹き飛ばして損傷させるというもの。形も平べったくして敵を上に吹き飛ばしやすくしていてこの形がほぼ完成形なのかもしれません。

そのせいなのかバトルボッツは2000年に始まり大好評でしたが2002年のシーズン5で終わりを迎えます。その理由が「技術が完成されて均一化されてしまったから」とプロデューサーは語っています。初期の面白びっくりメカみたいなのが消えて勝つためにみんな似たようなスタイルになってしまうのは日本の鳥人間コンテストと似てますね。

しかし2015年に満を持して復活して再び好評を博しているようです。13年も経てばまた新しい技術も出てくるでしょうし飽きられる前に辞めて時間をおいてまたやるのは違うロボットが見れて新鮮に楽しめそうです。

公式のが消えていたので代理UPされていた動画になります。

こちらは公式チャンネルの2020の対戦動画。何個か同時期にアップされた中で再生数が頭一つ抜けて高かった物です。

内容は上部についたグラインダーで相手を切り刻むタイプの小型ロボ(ゴーストラプター)と、火を吹きハンマーを振り回す要塞みたいな巨大ロボ(CHOMP)。ゴーストラプターは相手に密着しますがグラインダーはCHOMPの巨体には効果が無いのか使えず、押して壁際のトラップに巻き込もうとしますがこれも防護壁によって守られダメージを与えられません。対して巨大ロボも小回りの効く相手に攻撃を当てられない。試合は判定でGHOSTRAPTORの勝利。内容は塩かもしれませんがやはりみんなデカイロボがみたいんでしょうね。巨大ロボは男の子のロマンですから。

ロシア版ロボコンはより過激?

こちらはロシア版ロボコンのRobot Wars2017。エピソード5とあるので結構人気があるようです。ロボの戦闘スタイルはアメリカの常勝スタイルに似て吹っ飛ばしが多いんですがロボの形がトゲトゲしかったり宇宙船みたいだったりと形は国の違いか遊び心が感じられています。

また大型ロボも多めなので同じような巨大ロボを軽々吹っ飛ばすパワーは見ていて爽快です。

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