雪下ろし時間半減!?雪国でも余り知られていない自作もできる時短道具たち

ライフハック

※便利道具たちは下の目次からどうぞ

雪がふると一番大変なのは除雪作業。雪国では毎年屋根の雪下ろしでの転落事故が出ています。力が必要な作業で疲労が溜まれば滑る危険性もどんどん上がっていく。でもやらなければ家が駄目になるということで避けられない作業……

ということで便利そうな除雪道具の動画を探してみました。全部ホームセンターで簡単に自作できる物なのでDIYに興味がある人は作り方の動画もいくつかあります。

スポンサーリンク
bet-channel

屋根の雪下ろしに便利な「雪すべーる」

知る人ぞ知る雪下ろし最強と名高い雪すべーる

棒の長さ的に古い家屋の低い屋根でしかできなさそうですがシートを逆向きにすれば屋根の上から農具のクワのように引けば同じように雪を下ろすこともできるので屋根が高い普通の住宅でも普通に使えます。棒の長さは最大4.5mまであるので新雪なら下からでもいけると思います。

開発者は新雪でしか使えないと言ってますが一応ある程度湿って固まった雪も力を入れればいけるようです。その代わり器具がダメになる可能性は高くなると思うのでご注意を。

らくらく雪すべーる 2023年新モデル 公式サイト
らくらく雪すべーるの2023年モデルがついに発売!使い方や組み立て方を画像や動画で詳しく説明しています。他社の雪下ろし道具との比較の動画などもある、らくらく雪すべーる公式ホームページ。

お値段は二万円クラスと結構値が貼りますが雪かきが大変という地域の人はかなりラクになったと重宝しているようです。

やはりどのレビューでもありますが、屋根の雪下ろし事故は毎年多発していて高齢者の場合腰をやってそのまま・・・なんてこともあるので下からできるのが強み。低い屋根の家の方はこれがあるだけでかなり違うようです。

そして類似品で7000円以下で購入できるものも。

こちらは上のよりも硬い雪に向かないタイプ。前述のは先端部分が刃物のようになって刺さりやすいですが、こちらは先端がシートを巻くロールタイプなので硬い雪には刺さりません。シートもよれて雪が滑ってきづらかったりお値段通りの性能という感じですね。

便利グッズ 車 除雪機 雪かき 家庭用 雪よけ 雪下ろし棒 雪下ろし 雪 除雪 屋根 雪対策 高さ調整 シート ヘッド 傾斜押す 滑り込み ポール 継ぎ足し 簡単 組立 : ny217 : Fkstyle - 通販 - Yahoo!ショッピング
【商品内容】:雪下ろし用具【サイズ】:約52cm×28cm×626cm【布サイズ】:約43cm×553cm【重量】:約3.3kg○使用上の注意事項○※滑り落ちてくる雪の落下に注意し屋根から少し離れた場所からご使用ください。※改造/本来の目的...

これ系の欠点としては屋根瓦の家だと瓦がずれてしまうから相性はあまりよくないということでコメントでもそういう意見がちらほら。雪を10cmほど残して使うなど工夫したりするそうです。

雪すべーるを自作した動画

こちらは雪すべーるを自作した人。シンプルな作りなので耐久性などだけ注意すればDIY初心者でも挑戦できそうですね。強度はあまりないと思うので試しにやってみるくらいの気持ちで作るのが良いと思います。

雪庇落としに最適「スノーホル」

こちらは「スノーホル」という雪庇(せっぴ…屋根から飛び出た雪の塊)を落とすための道具。豪雪地帯限定のような道具ですが、雪庇を放置しておくと巻だれとなって窓を割ったりしてしまうので危険。棒よりは落としやすく耐久性は抜群なので安全に雪庇を除去できます。

他にも雪庇落とし道具は様々あって場所によって最適なのを選ぶのがよさそうです。

超簡単自作で費用2000円!「雪下ろしバズーカ」

上の「スノーホル」と同じ形ですが雪下ろし用になっていて2000円くらいで作れる自作道具。女性や高齢者の力でも楽々雪下ろしができると言われています。

波板と塩ビ水道管で作るので上の雪すべーる自作よりも簡単。波板が刃物のようになってて重い雪でもある程度刺さりやすいようです。

上の動画に触発されて自作した人の動画。必要な購入物と自作手順は11:00から。耐久性はあまりなさそうですが波板を買い替えるだけでいいので除雪作業の手間賃と天秤にかけても悪くないと思います。これを作るのに慣れたら耐久性のある作りに変えたりもできるのでDIY初級編としてもちょうどいいシンプルさ。

雪を切ってダンプで運びやすくする「雪カッター」

雪をサイコロ状に切ってダンプで運びやすくする道具。切って形にしてるのでダンプを直接積雪につっこんで雪を乗せるよりも疲れづらく、一回で雪を大量に運べます。amazonレビューを見ても通常より半分近く時間短縮できるそうです。庭の積雪、カーポートのような平の屋根でも使えて万能そうですね。

amazonレビューによると送料が高いのだけが難点のようです。

屋根の雪おろしに「雪カッター」 - フォラックス教育
フォラックス教育は校務支援システムをはじめ教育用ICT機器など学校現場に必要なサービスを提供しています。

硬い雪でも刺さるとのことですが、縦の力には強い反面、雪に刺した後に横の力が加わると壊れやすいので注意しないといけないそうです。

敷くだけで雪が勝手に落ちる「滑雪シート」

こちらは敷くだけで雪が滑っていくシート。動画は雪が滑りやすく加工されてるもので日東電工が開発してる途中のようです。雪が降る前に屋根に敷いておくと滑って勝手に落ちていくという仕組みになっているので雪下ろしいらずになる目からウロコの商品。

雪が滑るシートは前々から車用くらいならすでにありますが、滑るための加工が大事なので安いものはただのシート程度にしかならないから本格的な豪雪地帯の除雪用途としては難しいようです。

動画の酒田市は全国でも屈指の豪雪地帯である山形県なのでここで実証できればどの地域でも使えることは間違いなさそうなので期待してしまいますね。

注意点としては実はブルーシートを屋根に敷いて滑らせるというのはすでに行ってる人も居て効果も結構あるようです。しかしその滑落した雪で怪我をしたり亡くなった人もいるので危険なアイテムでもあったりします。玄関前の屋根には敷かない人でもワンシーズン中ふとした時に庭の屋根下で作業してたときに運悪く・・・なんてことも少なくないようなので楽とはいえおすすめはできません。

屋根にブルーシートを敷いたときの屋根雪の滑落について(PDF)

すくった雪を波板に乗せるだけで滑り落ちる「トヨ」

こちらはダンプやシャベルで除雪した雪を乗せるだけで滑り落ちていく道具。特別なものではなく波板に乗せると雪が滑っていくので業者さんは割りと使っているようです。前述の雪カッターでもかなり長い波板の道具が使われていました。

雪下ろしで滑らせる道具を「トヨ」と呼んでいますが、「滑り板」「波トタン」など呼び方は地域によって様々。昔はトヨにロウを塗って滑りやすくしていたそうです。波板のかわりにブルーシートを使う人もいるので滑る物があればなんでもよさそう。

これがあれば屋根からダンプやシャベルで下に放る手間が軽減されるのでかなり疲れづらくなります。波板に滑り止めをつけるだけでいいのでかなり簡単に自作できます。通販でも「雪下ろし 波板」などで売っています。

糸ノコの要領でロープを使って雪を切る!

ちょっと特殊ですが、長いロープを雪に引っ掛けて糸ノコのように切って一気に落とす方法。かなり疲れそうですが屋根の上での作業はロープを雪にひっかけるだけなので安全度はまあまあ高そうです。一人ではできないのが難点ですね。

業者に頼むと費用は?

高齢者の雪下ろしの転落事故は毎年あって命に関わるパターンもあります。一人暮らしの場合はなおさら危険。だから業者さんに頼むというのも手段の一つ。ですがお値段はやはり高いです。(雪下ろしは雪かきより高めで一時間4,000円~1万円くらいが相場)

格安電動除雪器具は使える?

こういった低価格の小型電動除雪機のようなものは積雪量の多い地域や雪が重くなる場所では大体使えないようです。この動画の人は他にも様々な除雪ガジェットを紹介していますが大体が「積雪数cmまでなら使える」程度のものなのでご購入は計画的に・・・

■まとめ

雪国では雪かき道具は必須ですがスノーダンプ、シャベルだけというご家庭も結構多いと思います。うちも雪国の頃はその2つだけでしたがやはり大変。除雪作業のせいで雪国は住みたくないとなってしまいます。

実は動画のコメントを見ていたら北海道など雪国でも今回紹介した道具を知らなかったという人は多くて「スノーダンプとシャベルだけ」という声も結構ありました。実際私も知らない道具ばかりで目からウロコ状態という…

実際使った人だと雪かき時間が半減、屋根に登らなくても雪下ろしできたという声が多数あったので毎年の雪かきが苦痛でしょうがないという人にはかなり良いと思います。私もスノーホルか雪スベールは自作してみたいしロープを試しにやってみたいと思ってしまったくらいです。

動画ではわかりづらいという場合は検索で「雪下ろし 自作」で調べると画像付きで自作雪下ろし道具乗せてくれてる人もいます。もちろんyoutubeでも同じようなワードで検索すればさらにたくさんの説明動画があるのでぜひどうぞ。

やっぱり平地の雪かき最強は小型除雪機。ただし雪を飛ばす場所が必要だったりご近所さんにお願いされまくって面倒などのデメリットもあります。ただ逆に言えば除雪機があるからある程度は嫌われづらいポジションを確保できるメリットにも……

そして雪おろしは必ず家に誰かいる時にやりましょう。そうすれば落ちてケガしたとき大声さえ出せればすぐ救助してもらえます。またはご近所に人がいる時間帯にするのが大事ですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました