顔の95%が毛で「世界一毛深い顔」ギネス記録の「ウェアウルフ症候群」とは

ギネス記録

「顔1 cm²あたり201.72本」──その圧倒的な数字で2025年2月に“世界一毛深い顔”のギネス世界記録を獲得したインドの18歳、ラリト・パティダル君。イタリアの人気番組『Lo Show dei Record』で公式計測された瞬間、会場はどよめきと拍手に包まれました。​

■毛をカットするラリト君

インスタでかなり顔の毛をカットして素顔が見えやすい動画は以下になります。

■ラリト君のプロフィール 💡

  • 生年月日:2006年(18歳)
  • 出身地:インド・マディヤ・プラデシュ州ラトラム県ナンドレータ村
  • 家族構成:父(バクトラル・パティダル/農家)、母、4人の姉妹と愛犬1匹。唯一の男兄弟として家業の畑仕事も手伝う。​
  • 学校・将来の夢:地元高校を卒業後は動画クリエイターとして家族を支えたいと語る。​

SNSフォロワー(2025年4月時点)

■Instagram 26万

Instagram

■YouTube 10万

Lalit Patidar
VlogingEntertainmentGaming
スポンサーリンク
bet-channel

この外見の違いから、子どものころ学校でいじめを受けることがありました。​具体的には、同級生から「モンキーマン」と呼ばれたり、噛みつかれるのではないかと恐れられたり、石を投げられるなどの嫌がらせを受けたことが報告されていました。

今では村じゅうが彼の最大の応援団です。学校の友人たちは「努力家でムードメーカー。見た目より中身の方がずっとワイルドだ」と笑います。​家族とも田植えの季節には夜明け前から父と畑に立ち、放課後は姉妹とスマホゲームで盛り上がり毎日充実しているようです。

公式により皮膚科医が数か所をミリ単位で剃り取り顕微鏡で密度を測定。平均201.72 本/cm²。顔の95 %を毛が覆う。​

挑戦のきっかけは2024年秋、Guinness World Recordsから招待状が届いたことから。タイトル獲得後はミラノの観客3,000人が総立ちで祝福。「言葉にならないほどうれしい」とスピーチしました。

「毛は剃るの?」本人に直撃 ✂️

Q:いつもツルツルにしているの?

A:いいえ。視界を遮るほど伸びたらハサミで少しカットするだけです。

髪の毛と同じで伸び続けるため、完全に剃ることはありません。「この顔が自分らしさ。変えるつもりはない」ときっぱり。​モットーは「違いは弱点ではなく“特別な魅力”」と語っています。

  • 通称ウェアウルフ(狼人間)症候群とも言われる稀な病気です。
  • 発症頻度:10億人に1人とも言われ、記録上50例程度。​
  • 症状:全身または局所に軟毛が異常増殖。
  • 原因:遺伝子突然変異が有力だが未解明。
  • 治療:レーザー脱毛や外科的処置は対症療法で完治は難しい。
  • 社会的課題:外見差別、皮膚トラブル、就学・就労の壁など。

ラリト君が示すように、“違い”は隠すものではなくシェアして力に変えるもの。私たちができるのは、珍しい病気に対する正しい理解と、外見だけで人を判断しない社会を広げることですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました