世界一寒い都市ヤクーツクは熱湯が凍ってバナナで釘が打てる街

自然

地球で最も寒い都市と言われるヤクーツクに行ってみた動画。ヤクーツクはロシアのシベリアにあるサハ共和国の都市で2023年にマイナス62.7℃を記録しています。

車を使うなら寒い時期は使わないときもエンジンをかけっぱなしじゃないといけないなどどれも日本ではありえないようなことばかり。

外気温はマイナス50℃前後で沸騰した100度のお湯を撒くと一瞬で氷になります。そして昔あったバナナで釘が打てるというCMはマイナス40℃でしたが、ヤクートでは数分でそれが出来てしまいます。

8:00過ぎからは市場で会った行商人の住んでるナムシー(NAMTSY)村に連れて行ってもらってます。そこには極寒の地で飼育される牛や生きていく知恵など見ても聞いても驚くことばかり。

ちなみに動画タイトルに-71℃の街とありますがおそらく間違いだと思われます。ヤクーツクの今までの観測史上最低気温は-64.4℃。10:20過ぎにこのナムシー村の女性が-71℃と言っていたので動画主がその村の気温だと思って記載したようですが、調べてみるとその女性が言った最低気温はオイミャコンという村の可能性がありました。

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最低気温-71.2℃を記録した世界一寒い村として有名なオイミャコン村はサハ共和国にある人口500人いかない村。ただし1926年に観測されたもので正確性に疑念があるともいわれています。

しかし1991から2020の正しい観測記録でも-67.7℃を記録していてヤクーツクの-64.4℃を遥かに上回る記録。さらに平均気温でも12月から3月まではヤクーツクよりも常に10℃前後寒くて気温はマイナス50℃近くが続いている極寒の地。

ナムシー村はヤクーツクから北に80kmほどでそれほど離れていない村。気温差もあまりなさそうな距離です。

反対にオイミャコンは1500km以上離れた村で、観測上の最低気温も大分上回っています。動画のインタビューは「今まで目にした一番低い気温は何度ですか?」という聞き方なので自分の村じゃなく人から聞いた中で凄かった地域の最低気温を言ったのかもしれません。

以下のそれぞれのwikiに30年間の観測での平均気温や各気温情報が載っています。

オイミャコン - Wikipedia

ヤクーツク - Wikipedia

疑念があれど、オイミャコンの記録自体は有名で小さな村にも関わらず気象情報が載っているほど。だからほぼ同じ-71℃なら人口8000人以上が住んでいるナムシー村の方が証拠があったり話題になると思うのですがnamtsyのwikiには最低気温などの情報はありませんでした。

Namtsy - Wikipedia

さすがに-71℃を超える気温はそうそう無いと思うのでオイミャコンだと思われます。

ちなみに地球で記録した中で史上最低気温は南極にあるロシアの基地マイナス89.2度。

環境省_南極キッズ − 世界で一番寒いところ

ちなみに世界一平均気温が寒い国はモンゴルの平均気温-27℃。ロシアは平均-10℃程度で5位前後のようです。

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