こちらは警視庁主催で毎年行われる全国白バイ安全運転競技大会のパトカー部門で2019年1位になった競技動画。車幅ギリギリに並べられたコーンをスルスルとすり抜けていくテクニックに驚きます。0:50過ぎからはバックでコーンの間をすり抜けていくというとんでも技まで。
こちらは同年の他のパトカーの競技動画。こちらの方もとんでもなく上手で私にはもう違いがわかりません。
こんなに上手いとカーチェイスになって逃走なんて不可能・・・といいたいところですが日本だと追跡中に犯人が必死になって逃げることで周囲に危険が及ぶ可能性が高くなった場合は追うことはできないようです。この競技大会のコースのような入り組んだ道などの場合はまず追跡できないでしょうが市民の安全を最優先するためには仕方ないことだと思います。
今はコロナで無観客となっていますが、毎年茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センター安全運転中央研修所で開催されていて無料で観覧できるのでコロナが落ち着いたら一度見てみたいですね。
パトカーはどれくらいの速度で走れる?
テクニックはやはり日頃練習しているだけあって一般人では追いつけないほどの上手さ。ではパトカー自体の速度はどれくらい速いのでしょう。
まず法律でパトカーは赤色灯とサイレンを付けた場合にのみ一般道は80キロまで。しかしこれは事件の現場に向かうときなどの条件のようで、スピード違反者を取り締まるときは速度制限無しになります。
通常のパトカー、いわゆる無線警ら車はトヨタ・クラウンが圧倒的に多く、次にスバル・レガシィが多いみたいですね。クラウンが多い理由は開発段階でメーカーがパトカー用のグレードを用意しているので安定した供給ができるからのようです。
そして速さが大事といえば交通機動隊などスピード違反取締の車でしょう。
しかし実はこっちもクラウンが多いんです。そのかわりスポーツタイプになっているそうです。いくらスピードが大事といっても警察ですから何百キロも出してはいけませんからね。たまにニュースでフェアレディZやGT-Rなどのパトカーが採用されたとありますが、あれらはほとんどが企業や一般の方からの善意で寄贈された物で少数しか配備されてないみたいです。
中でも栃木県警はレクサスLC500(1740万円)やNSX(1000万円)といった超高級パトカーが多いのですが、それは中村和男さんという方がほぼ寄贈されているようです。そのおかげで栃木県警は警察最速の異名を持っているとかどうとか。
アメリカのパトカーによる取締りが強すぎる!
日本は一般の市民はもちろん、そして犯罪者の身だろうと安全優先するので違反者をどこまでも追跡ということは中々できません。では銃社会で暴れん坊な方が多いアメリカでの暴走車に対してパトカーはどのように取り締まっているのかというとやはり暴れん坊でした。
皆さんおなじみ後ろからぶつけて違反者をスピンさせる技術。正式名称は「PITマニューバ」といいます。さすがにアメリカでもこれは各警官が自己判断でやってるのではなくきちんと技能講習を受けて資格を取り、実際に犯人とカーチェイスになった際は所轄の指示がなければやってはいけないようです。さらに逃走相手の車種によっても横転の危険があったりするのでやってはいけない場合もあるなど結構厳しいみたいですね。
ドリキン土屋圭市がパトカードリフト
あのドリフトキング土屋圭市氏が沖縄県警に運転指導に来た動画。さすがのパトカー乗りもプロドライバーの前では形無しで厳しい判定をくらっています。
2:00過ぎからプロドライバーによる高速走行や世にも珍しいパトカードリフトを披露してくれます。安全がモットーの警察官と速さが勝負のプロドライバーではドラテクの性質が違いますがやはりプロの走りは段違いに速いですね。
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