※飼い犬に臭いものをかがせてみようという飼い主の動画なので閲覧は各自の判断でお願いします。
シュールストレミングといえば世界一臭い食べ物で有名。
味は美味しいけどその臭さで人によっては嘔吐し、においが家にしみつくから外で食べなければいけない究極の悪臭食。
では人間の嗅覚の数千万倍から1億倍といわれる犬がその匂いを嗅いだらどうなるのでしょう。もしかしたら最悪の場合は失神なんてことに……
と、思いきや意外な結果になる動画をご紹介します。
2:04に缶が空いて中から汁が飛び出してしまいまい、それがカメラマンの髪と上着にかかると焦ってカメラをおいて遠くに走って逃げてしまいます。
側にいた白い犬も噴射の直前から匂いを感じたのか走って逃げてしまいました。しかし黒い犬は逃げずにそのまま。さらに缶の穴から出る匂いに惹かれて思い切り匂いをかぎ続けています。
さらに逃げたと思った犬達もカメラマンの脱いだジャケットに群がって尻尾をふりながらたっぷり香りを楽しんでしまっている上にその後、缶に近づいて空いた穴から滲み出たであろうシュールストレミングの汁をペロペロ美味しそうに舐めだし、男性が缶を持って移動すると追いかけて群がって我先にとみんな舐めてました。
こちらは1：20に缶切りで穴を開けます。犬たちはなんだろうと近寄ってますが匂いが出ると飼い主の悲鳴と同時に退避。しかしその直後また近寄って匂いを嗅いでます。
2：57には缶詰を開封。一気に吹き出る臭気に飼い主は「オﾞオﾞオﾞ！？」と悲鳴をあげてしまうも犬たちは気にせずその吹き出る匂いを嗅ぎ続けていました。
切り身を直で差し出しても逃げることもなく平気な模様・・・
これはなぜなのか軽く調べてみたところ犬と人間では匂いに対する価値観が違ったようです。
犬と人の匂いに対する感覚の違いとは？
以下はニッポン放送のラジオで特集された犬の嗅覚に関しての記事です。
犬がなぜ排泄物の臭いを嗅いでも大丈夫なのかかを確認についても聞いた。
野村：これはですね、人間と犬とでは価値判断基準、つまり美的センスが違う。つまり、犬からすれば、人間の体臭も、道路に落ちている汚物も、自然界にある物なので、臭いとは思わない。犬からすれば、取るに足らない匂いなんです。わかりやすくいうと、新聞に掲載されている写真って、よーくみると、つぶつぶしていますよね。我々は新聞の写真を粒としてではなく、写真としてみています。犬の嗅覚もこれと同じで、匂いを粒で、細かい香りの粒子でとらえているんです。匂いを視覚化して嗅いでいるので、けた違いの嗅覚をもっています。
垣花正アナウンサー：つまり、イケメンの写真と、ブサメンの写真を見ても、細かく見れば、それは両方とも同じドット。犬は写真をドットとしてみているので、イケメンかブサメンか関係ないわけですね。
野村：ただですね、生物としての犬が許せない匂いもあるんです。通常、自然界にない消毒の匂いや揮発性の匂い、石鹸やアロマなどの人工的な匂いはを臭いと感じます。
ニッポン放送 NEWS ONLINE
「なぜ犬は、臭いものを嗅いでも大丈夫なのか？」
確かに人間でも大抵の人が苦手なくさやの匂いが平気な人もいます。また外国の方が日本の空港に降りると「醤油くさい」と、我々日本人が気にしたこともない匂いに違和感を覚えると言う話もありますし、単純に生活圏や価値観が違うだけといわれると納得してしまいます。
野良犬だと生ゴミを平気で漁ってますから生き物や自然の臭さは当たり前なのかもしれませんね。
臭いの強さと刺激への拒否反応は別物のようです。
しかしだからといってすべての犬がシュールストレミングスが平気かといわれるとそうでもなかったようです…
【嘔吐により閲覧注意】
こちらの犬は嗅いで即ゲロ吐いてしまってます。やはり人と同じで平気な犬とダメな犬もいるようです。
というわけで、面白半分で犬に臭い物をものを嗅がせるのはやめておきましょう……
番外編：猫がシュールストレミングの臭いを嗅いだらどうなる？
こちらは猫が嗅いだときの動画です。
どちらも犬と同様に嫌悪感はあまりないようです。一個目の動画にいたっては軽く舐めています。食べることはなかったので食べ物としては認識はしていないようですが、やはり動物と人の嗅覚の価値観は全く違うようです。
犬の動画でも臭いは大丈夫でも食べようとはしていないので動物にとってシュールストレミングは食べ物とは認識していないようです。
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