ライオンの集団が食事を捨てて逃げるドロボ族の頭脳プレイ

動物

マサイ族と同じケニアで生きる狩猟採集民族のドロボ族がライオンの食事を横取りする動画。

獲物を探すライオンとそのライオンが食事しているところを探すドロボ族の動画。リーダーは65歳という長老的存在でライオンのことを知り尽くしています。

彼らは動物の足跡など経験からわかる情報を辿ってヌーを捕食しはじめたライオンを発見し弓を構えて戦闘準備。それに気づいたライオンはなんと逃げて遠くから警戒するだけに。

その間に彼らはナイフでヌーの肉を切り悠々と持ち帰っていきました。

ハイエナなど獲物を狙う動物に対して威嚇したり追い返す百獣の王がたった三人の男とは戦わないという衝撃の事実。

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ハイエナとも戦うライオンはなぜ人間相手に逃げたのか

このように獲物を横取りしてくる大量のハイエナには数で不利でも勇敢に迎撃するライオンですが、なぜたった三人のドロボ族には逃げたのか。

それは65歳のリーダーの作戦によるものだそうです。

動画ではライオンが襲ってこない距離から捕食中の彼らを監視しつづけそれをライオンに意識させています。そしてたっぷり時間をかけた後でゆっくりと彼らに歩いて近づきます。

これによりライオンは自分たちを恐れず勝てる自信が出来たから近づいてくる強者だと思って警戒モードに入り距離を置く。そして獲物を奪った後も背中を見せながらゆっくり立ち去る。この時走らず堂々と帰ることで「危険だから逃げた」と思わせないためだそうです。

つまり全部「ハッタリ」なんです。

ハッタリというと聞こえは悪いですがライオンの習性を利用した頭脳プレイ。歴史上の名軍師も敵の武将の性格を利用して有利に進めるなどがあるから本能で生きる野生動物にはある意味一番の方法かもしれません。

獲物を一部しか貰っていかないのもひょっとしたら作戦かもしれないと思ってしまいます。

実際に熊や危険動物などと遭遇したら走って逃げると追いかけてくるから危険と言われているのでドロボ族が歩いて帰っていくというのは正しい行動なんですね。

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