■2000年以降最大級の噴火…エイヤフィヤトラヨークトル火山(2010)
噴煙は約9kmに達し、エリアによってはその高さが20km以上に及んだと報告されています。2:10過ぎからマグマが一気に吹き出す姿は人間じゃどうあがいても勝てないとわかるくらい物凄い映像です。
火山の噴煙は広範囲にわたって飛散し、航空機に深刻な影響を与えました。実際に、ヨーロッパを中心とした空港が数日間閉鎖され、数千便のフライトがキャンセルされました。
人的被害は限定的で、死傷者は報告されていませんがアイスランド国内では農業や家畜に大きな被害が出ました。
かなりの近くから見学する人と撮影。かなり離れてるはずですが噴火がでかすぎて遠近ちょっとわからなくなるレベル。噴火で飛んでくるのが当たったら即死なのがわかる怖さが伝わってきます。
■パプアニューギニアで発生した火山噴火
この噴火は2014年8月29日、パプアニューギニアのニューブリテン島に位置するタブルブル山の爆発。火口から立ち上る噴煙が高度およそ18.3kmに達し、成層圏まで到達するほどの大規模なものでした。幸いにも人的被害、つまり死傷者の報告はなかったようです。
■2021年10月20日阿蘇山噴火
2021年10月20日午前11時43分、熊本県の阿蘇山・中岳第一火口で爆発的な噴火が発生しました。この噴火では、噴煙が火口縁上約3,500メートルまで上昇し、火砕流が火口から北西方向へ約1.6キロメートルまで流下しました。また、大きな噴石が南方向に約900メートル飛散し、火口周辺では火山灰が約20センチメートル堆積するなど、火口監視所の強化ガラスが破損する被害も確認されました。
幸いにも、噴火時に火口周辺にいた登山者16人は全員無事に下山し、人的被害の報告はありませんでした。火山灰は熊本県阿蘇市、高森町、山都町、宮崎県高千穂町、五ヶ瀬町など広範囲に降り、総量は約15,000トンと推定されています。
■2014御嶽山噴火
噴火は午前11時52分頃に発生し、火口周辺に火山灰や噴石が降り注ぎました。
噴火により、登山者を中心に多数の死傷者が発生しました。長野県警の発表によれば、51名の死亡が確認され、その身元も特定されています。被害者の多くは、登山道や山小屋周辺にいた方々であり、突然の噴火により避難する時間も十分になかったとされています。
■桜島の2019年11月の噴火
※埋込できないのでyoutubeで直接閲覧お願いします。

噴煙は最大4700メートルの高さに達する大規模なものもあり、火口からの噴石が火口から1~1.3km範囲に飛散した強烈な噴火。火砕流は発生せず、溶岩流出もなし(噴石と火山灰中心)で直接的な死傷者は報告されていません。
これら動画は人的被害がないものが多いですが、その理由は火山地域は監視を常時していて事前にわかることが多いようです。だからこそ御嶽山の突然の噴火による被害はとんでもない衝撃でした。
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