こちらは最高齢のカメ目として2023年で191歳を迎えるギネスに正式に認定されたジョナサン君。巨大さで有名なゾウガメの中でも最大の大きさになるといわれるアルダブラゾウガメの亜種であるセーシェルゾウガメ。大きさは183歳の頃で体長1.6m、体重は250kgでした。
その前のギネス記録の亀は188歳でトンガのホウシャガメ「トゥイ・マリラ」1965年に亡くなったそうです。
なお寿命に関してはホウシャガメは推定100年。アルダブラゾウガメは約150歳と言われていますが、飼育下においては50年くらいは余裕で伸びるようです。なおジョナサン君はギネス認定はされたものの正式な年齢は計測しきれず、200歳以上の可能性もあると言われています。
地球最古の生きている陸上動物
ジョナサン君は現存する最古の陸上動物ともいわれています。後述にもっと年上の亀もいますが証明するものがハッキリしないため写真など証拠が認知されてるジョナサン君が有力とか。
陸上動物というくくりを抜くと512歳のサメや1万5千歳の海綿動物などがいます。
ジョナサン君はイギリス領土のセントヘレナ島で育てられていて今はもう目も鼻も感覚が無くなってしまっていますが聴覚でエサをくれる飼育員の声を聞き取りエサを貰ってるようです。交尾もお盛んだとか。セントヘレナにやってきた1882年にはすでに体は成長しきっていたので当時から50歳以上だったと言われています。
こちらにジョナサン君の最も古い時代の写真があります。
100歳越えのゾウガメも巨大!300歳越えの亀は流石に嘘・・・?
こちらは100歳越えのゾウガメ。もう大きさもジョナサンと大差ないくらい巨大です。100歳だとまだ元気で目もしっかりエサを追っています。
そしてこちらは結構驚きの巨大さ。これもアルダブラゾウガメですが動画の最後の瞬間に女性と並ぶと腰くらいまでの大きさがあるようです。
このカメラ寄りの子はタンク君で2019年で56歳。重さは250kgとジョナサンと同じです。なので遠近感でより大きく見えていただけなのかもしれません。もう一頭はオーヴィル君でなんと114歳。動画奥でひっそりエサを食べているのがサムソンさんで31歳。
この子は300歳越えのクサガメのトミー。ジンバブエの主要観光にもなるくらい有名。
こちらは344歳といわれるAlagba(アラバ)ちゃん。不思議な治癒力があるといわれて連日多くの人が彼女に触れて癒やされていたそうです。ナイジェリア首長の宮殿で飼われていましたが2019年10月5日に亡くなりました。
他にもインドの動物園で2006年に亡くなったアドワイチャ君(アルダブラゾウガメ)は推定250歳以上と言われていました。動物園に残っていた記録で150歳以上は確実と言われていて、その前の記録とつなぎ合わせたら250年生きていたということになったと言われていますが信憑性に関しては謎のままです。
またセーシェル諸島バード島にいるエスメラルダ(アルダブラゾウガメ)は200歳以上と言われていて体重計に載せたら298kgを指して計測器が壊れたという逸話があります。ジョナサン君以上の巨体ですが彼を見に観光に行った人は「一番大きいのがエスメラルダ」と言われたものの、多くのゾウガメの中から彼を見つけることはできなかったとか。ギネスに最高齢の亀として載っていると複数の記事があったので軽く探してみましたがジョナサンの記事はあってエスメラルダの記事はみつかりませんでした。
100歳クラスは証拠も残っていることが多く、ゾウガメが多く生息するセーシェル諸島にも複数確認されていました。しかし200歳、300歳越えとなると確認できる証拠が無い場合が多く自己申告になっているので眉唾もたくさんあります。流石に300歳以上の亀に対しては疑いの目を見ける人も多いようです。
しかし実際はジョナサン君もギネスに登録されたものの、成長した姿で100年以上前の最古の写真もあることで認定されましたがこれもあくまで推定。実際はもっと長い可能性もあるしもうちょっと短い可能性もありえます。
そもそも科学の力で検証してもあくまで推測でしか無いので、写真や動画が当たり前じゃない時代から生きてる長寿生物の寿命をちゃんと測ること自体が難しい話なんですね。
そう思うと生きてるだけでファンタジーな長寿生物は見てるだけでワクワクします。
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