戦闘機のソニックブームの音がまるで大砲のような爆発音!

サイエンス

※音量注意。紹介する動画は全てが音速を超えてるわけではなく機体のエンジン音のパターンもあるのでご了承ください。1:00過ぎあたりからは音が出るパターンはまばらになってます。

戦闘機が音速の壁を超えるときに発するソニックブーム(衝撃波)の音の凄さがわかりやすい動画。通り過ぎる時に大砲のような音が聞こえます。

この通りあまりの騒音なので市街地での音速飛行は世界のほとんどで禁止されてます。しかしソニックブームの衝撃波は窓ガラスを割るなどして危ないともいわれていますがこの通り眼の前でも音にびっくりするくらいで済むのかと驚きました。

※0:45過ぎからは定期的な衝撃音が凄いので音量注意

しかし2013年に起きたロシアのチェリャビンスク隕石で起きたソニックブームは南北180km、東西80kmの広範囲にまでおよび、約30億円の被害を出しました。

2013年チェリャビンスク州の隕石落下 - Wikipedia
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ソニックブームの音は二回鳴っている?

こちらは「トップガン マーヴェリック」でもおなじみF-18スーパーホーネットのソニックブーム。ドドーンと綺麗な音を出しています。

こちらは音速を超える旅客機として有名だったコンコルドの衝撃波の音。0:58に聞こえますが「ドンドーン」とわかりやすく二回鳴っています。F-18も「ド」と「ドーン」で二回なっています。衝撃波は機首と後ろで二回発生するもので、この2機で音が違うのは機体の形状による差のようです。

ソニックブームとは、超音速で飛行した際に生じる衝撃波のこと。機体の先端から円錐状に広がる衝撃波は空気を圧縮し、それが地上に届くと人間には落雷ほどの爆音が瞬間的に2回聞こえる。そのため2003年まで就航していた超音速旅客機のコンコルドは、海上しか超音速で飛べなかった。

ソニックブームを低減する機体設計技術の開発(ファン!ファン!JAXA!)

ちなみにソニックブームというと飛行機に空気の傘みたいなのが発生すると思い込んでましたがあれは水蒸気が発生して見える「ベイパーコーン」と言われるもので別物でした。

航空機の場合、雲は膨張ファンが空気圧、密度、温度を露点以下に下げることによって引き起こされる。その後、航空機の背後の亜音速流への復帰に伴う船尾衝撃波を横切って圧力、密度、および温度が突然上昇する。このとき、機体全体のマッハ数が一定ではないため、機体の一部が超音速になり、他の部分が亜音速になることがある。- 遷音速飛行と呼ばれる飛行形態[2]。

衝撃波自体を可視化することに加えて、物体の通過によって発生する衝撃波の2つの頂点の間の谷に水が凝縮が発生することがある。 ただし、この効果は必ずしも音速やマッハ1を超える航空機の加速度と一致するものではない[3]。

Wikipedia:ベイパーコーン

ちなみにこの動画の1:50あたりで見れる波形は宇宙ロケットのソニックブームと言われていましたが実際は幻日と呼ばれる現象のようです。

圧縮性流体力学のまとめ~ソニックブームから交通渋滞まで
更新日:2月22日14時28分

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