空母の航空パイロットの作業で最も難しいといわれる着艦のコクピットビューによる動画。この戦闘機はトップガンマーヴェリックにもでてきたスーパーホーネット(F/A-18E/F)のF(複座型)のほうです。
このスーパーホーネットは着艦を自動操縦でしてくれるACLSが搭載されていますがパイロットの操縦技術維持のために手動着艦が多いそうです。
この手動操縦による着艦は具体的にどのくらい大変なのか調べてみました。
空母への着艦速度や難しさは? 着艦資格がある?
※1:50くらいから冒頭の動画と同じ動画で解説つきになっています。
空母への着艦速度は最初は時速550km~650kmほどで着艦直前でも時速231kmくらいという速さ。空母への着艦は「池の切手に着陸するようなもの」「コントロールされた墜落」と言われるほど難しいと言われてます。実際にパイロット目線でみると巨大な空母に着陸してから4秒以内に止まらないと落っこちてしまうくらい短い。
調べてみるとパイロットは操縦資格とは別に空母への着艦資格が必要だそうです。
まず空母艦載機着陸訓練(FCLP)を受けてその後、空母着艦資格取得訓練(CQ:Carrier Qualification)で資格取得ができますが、その資格は最後に空母着艦してから29日で失効します。
難しい上に航空機の値段と命を考えると絶対に失敗は許されないからこそ独自の資格が必要であり資格維持も厳しい。さらに空母が壊れたらと思うとゾッとするだけじゃすまなそうです(スーパーホーネットは90億円くらいで原子力空母は5000億円ほどとか・・・)
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