隕石が地球に衝突すると広島原爆何個分の威力?

サイエンス

今まで地球に落ちたいくつかの隕石の威力を広島原爆(リトルボーイ)の何倍かに例えた動画。

  • 2013年にロシアに落ちたチェリャビンスク隕石(0:50~)
  • 東京都と同じサイズの被害範囲だったロシアのツングースカ大爆発(3:00~)
  • 地球上の生物の7割を絶滅させた氷河期の原因ともいわれてる(※諸説あり)チクシュルーブ・インパクトの破壊力(5:08~)

以上の有名な隕石の破壊力が紹介されています。他にも何千年、何十億年前の隕石のクレーターの規模なども。

直径30mクラスでリトルボーイの300倍というとんでもない数字になっています。リトルボーイのサイズが長さ3m、直径0.7mの重さ4トンなので桁違い破壊力を持っています。

やはり一番わかりやすいものといえば2013年とごく最近にロシアのチェリャビンスクに落ちた隕石でしょう。サイズは17mで突入速度は毎秒18kmという凄まじい速度。そして上空15kmから50kmで爆発。推定威力は広島原爆の30倍。ロシアが広大な土地だったおかげで被害がかなり抑えられていても衝撃波で甚大な被害を出しています。

ちなみに冒頭で直径30mと動画に出ているのには理由があって1:40から地球からみて軌道が判明している小惑星をどれくらい把握できているかの説明になります。1kmや100m級の隕石の把握率から続いて30mクラスが紹介されますが最低でも100万個以上もあってそのうちの1%しか軌道が判明していないんです。

チェリャビンスク隕石も判明できていない一個。かなりの大事件ですが動画終盤にあるとおり2017年に地球に接近した小惑星は800個近くあって報道されたのはほんの一部。あの破壊力クラスの隕石がこれだけの数接近していてもどれが地球に落ちてくるかは通過直前か直後にしかわからないんですね。

被害範囲が東京まるごとになるツングースカ隕石は50mクラスとかなり大きいですが30m級と同じ300倍。速度や角度の違いもあるのかもしれません。そして氷河期の原因にもなったチクシュルーブ隕石は10億倍と次元の違う破壊力です。

桁違いの巨大隕石はもちろん恐怖ですが、落ちてくるまでわからない小さい隕石も身近な恐怖に感じてしまいます。

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