ブラジルの天才サッカー選手ネイマールをリフティングのボールコントロールで翻弄する謎の男。彼はショーン・ガルニエ氏で2008年に初めて開催されたフリースタイルフットボールの大会Red Bull Street Style（以下RBSS）で世界一になった人。元々サッカー選手を目指していましたが怪我で断念してフリースタイルフットボールの道を極めていきました。
ちなみに初開催の時の二位は横田洋介さん。2012年に日本人の徳田耕太郎さんが優勝していて、2016年は高橋康介さんが二位となっています。日本もかなりの強豪国でそのためか2013年は東京で世界大会が開催されていました。
フリースタイルフットボールとは？ どんなルール？
フリースタイルフットボールとはサッカーボールを使ってオリジナルのリフティングや体にボールを乗せてキープしたり様々な技を披露するスポーツ。
Red Bull Street Style 2019と2022の決勝動画。
■RBSS2019
■RBSS2022
2019の優勝は茶色いシャツをきたブラジルのRicardinho選手。2022は赤いシャツのErlend Fagerli選手が優勝。お互い似たようなレベルや技に見えますがどういったルールや審査で決まるのか。
実はフリースタイルフットボール自体にルールというのは無く、基本はサッカーのように手を使わずボール一つで自由に見せるプレイで楽しむ物。これは2003年にナイキがキャンペーンで広めたスポーツでまだ新しいから細かいルールで発展を狭めないため。なので競技としてのルールは試合時間などが各大会によって決まっているくらいのようです。
参考にRBSS2014のルールは以下になります。
【ルール】
・1対1のフリースタイル・フットボール・バトル （本戦）
・1試合3分、30秒ずつ交互にパフォーマンスを披露
・バトル・フィールドは7mの円形ステージで、選手はこの範囲内で戦う
・手・腕の使用はパフォーマンスの一部としては可（ボールバランスの修正には使用不可）
【審査項目】
・スタイル、コントロール、バラエティの3項目
・ジャッジは3名。項目ごとに1名のジャッジが採点
・音楽との融合は不可欠、DJミックスに合わせたパフォーマンスが問われる
https://www.redbull.com/jp-ja/red-bull-street-style-japan-final-announce
フリースタイルフットボーラーはサッカーで通用する？
冒頭でネイマール選手すら上回るトリックを魅せましたが彼らフリースタイルフットボーラーはサッカーやフットサルをやったらどうなるか？
スーパープレイを魅せてくれたショーン・ガルニエ氏がフットサルの試合をやっている動画があったので見てみました。
正式なフットサルというよりフリースタイルフットボーラーによるフットサルのような内容になっています。随所にテクニックを入れてきたりボールコントロールは流石。しかしその度に足が止まったり、相手を抜くときにぎこちなかったりボールを取られたりと抜く上手さにおいてプロサッカー選手とは別物という感じもしました。
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