タバコでひどい黄ばみのスーファミを新品に戻すレストアマニア

職人技
分解、修理開始は1:45から。13:55過ぎにビフォーアフターがでます。

Ebayで購入した中古のスーパーファミコン。長年の日光やタバコのヤニで真っ黄色に汚れています。さらに商品説明には動作確認済みとなっていたそうですが届いてみたら動かなかった始末。そこで動画主は持ち主に返品ではなく完全レストアしてやろうとなった模様。

この黄ばんだスーファミを見て投稿者は「美しい」「とても良い状態だ」と感激しています。この投稿者のチャンネルの他の動画を見ても汚れたものを綺麗にするのが好きなようで汚ければ汚いほど嬉しいようです。このスーファミもEbayで探した中で一番汚いものを選んだんでしょう。販売主も「なんで売れた?」と驚いていたかもしれません。
しかし、たくさんの汚れを落としてきたこの人でさえこのスーファミの黄ばみは元に戻せるかわからないという強敵の様子。

1:30に動作テストをするとき、外国でもカセットに「フー!」と息を吹きかけるのが笑えます。これって世界共通なんですね(今では息の湿気で端子部分がさびるからやってはいけないというのが定説のようです)

動かなかった原因は2:30過ぎに映る赤いケーブル。これが接触部分に触れてなかったようです。なのではんだ付けして直してしまいます。

ネジで本体のケースを外すと中もヤニでこびりついたホコリや汚れがびっしり。動画では内部のパーツも全部丁寧に外して洗剤に浸し、ゴシゴシ洗っていきます。そして過酸化水素(Eau oxygenee)に浸し(日本では黄ばみ落としにワイドハイターを使う人が多いようです)、UVライトで紫外線(または日干しでも良い)を当てて放置。これが何日もかかるそうで一番大変かもしれません。

と、ここで紫外線で「え?」となりました。紫外線といえば太陽光。本やスーファミのようなものを黄ばませるものはだいたい日光で、それを当てたらさらに黄ばむのでは?と思ったんです。しかし調べてみると過酸化水素水と太陽の紫外線の化学変化で黄ばみがとれるようです。化学って凄い(月並み)

基盤の汚れも専用の溶剤やブラシ、ヤスリなどを使って綺麗にしてます。完全にプロの手並みですね。11:00くらいから組み立てに入ります。落ちきれなかった汚れもちらほらみてますが、ほとんどのパーツは元の汚さがわからないほど綺麗になっています。ケースに関しては傷以外箱から取り出してすぐのような新品の色。そして動作確認するとバッチリ動いています。

スーファミ自体はとても長持ちするもので、子供自体から30年くらい経った今でも現役で動いてるものもたくさんあります。基盤とケースを外すのもそんなに難しくなさそうですし、今でも使ってる人は汚れが気になったらケースだけでもハイターと日干しで綺麗にしてみるのもいいかもしれませんね(※自己責任でお願いします)

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