ゾウアザラシ同士の喧嘩がサイズ感バグる大怪獣バトル

巨大なゾウアザラシ同士の喧嘩。大体がオスがメスを狙った縄張り争いですが、ゾウアザラシは一夫多妻のハーレムとして群れを形成しているので負けると全てを失うことになります。だからこそ出血してもお構いなしの命をかけたギリギリの戦いになります。

鼻が長いキタゾウアザラシの威嚇は特殊

こちらはメスといちゃついてるオスに喧嘩を挑む別のオス。挑んできた方は超巨体でその体格差は歴然。挑まれたほうもメスを奪われないために果敢に攻撃しますが相手が強すぎてメスを置いて泣きながら海に敗走・・・

ゾウアザラシの喧嘩で特徴的なのは鳴き声による威嚇。この2個目の動画のゾウアザラシは一個目よりも鼻が長いですが、これはキタゾウアザラシと言って鼻が他の種類より長いのが特徴。そのためその長い鼻を口の中に入れて、より相手を怖がらせるようなくぐもった鳴き声を出すようにしています。

こちらはミナミゾウアザラシの成体を紹介する動画。ミナミゾウアザラシは成体で4ｍ以上になり体重は2ｔから4ｔと超巨体（確認された中で最大は6.8ｍで5ｔ。メスはオスの半分くらいとかなり小さい）。そのため戦いもかなり激しく牙で噛みつき大量出血してもすぐには逃げません。

人が側に行って解説などしていて彼らの巨体がわかりやすくなっています。

間近で喧嘩を見ているところでは上半身を起こした状態で成人男性の身長と同じ高さというとんでもないサイズ感。

こちらはミナミゾウアザラシの群れを奪われる戦い。同じ場所でハーレムの群れが何個もあって、このようなみんなで子育てしている場所を「ルッカリー」と呼びます。ペンギンもルッカリーを形成しています。

その側にあぶれたオスがいて、勝てそうなハーレム持ちのオスに挑むというちょっと変わった空間になっています。