【2000年前の技術力に驚愕!世界中の古代の鍵と錠前まとめ

文化

現代の技術にも通じる古代の知恵、そして知られざる錠前の歴史について、面白い動画と一緒に見ていきましょう。

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古代中国の複雑なパズル錠前錠前

この錠前は、紀元前から存在し、紀元前250年頃には使われていたとされています。2000年以上前の技術ですが、その仕組みは非常に高度で、シルクロードを通じてローマにも伝わりました。

鍵を「L字型のスロットに差し込んで奥まで押し込み、縦に持ち上げてさらに奥へ押し込む。そして少し持ち上げながら手前に引き、もう一度奥まで押し込む」という、まるでパズルのような複雑な手順が必要です。この複雑な仕組みは、当時の盗賊をいかにして防いでいたかを物語っています。

古代エジプトのピンタンブラー錠

この鍵は、紀元前4000年頃から存在したという説や、紀元前2000年頃に広まったという説があります。木製で、現在のピンシリンダー錠の原型となった画期的な仕組みでした。

現代のピンタンブラー錠の原型とされており、木製の大きな鍵と錠前で構成されています。鍵を差し込むと、内部の木製のピンが持ち上がり、扉が開くという仕組みです。約4000年前から使われていたとされ、当時の職人の高い木工技術がうかがえます。

海外製の古い南京錠

我々の知る南京錠とは違う形のもの。それを鍵師が開錠方法を実演しています。

南京錠自体は紀元前500年から紀元前300年の古代ローマでも使われていたという記録があります。動画で紹介されていたような真鍮製の南京錠は、特に日本の幕末から明治にかけても製作されていました。

シンプルに見える鍵ですが、内部のピンを押すことで開錠する仕組みは現代の南京錠にも通じるものがあります。長い年月を経たその風合いも魅力的です。

日本の海老錠(えびじょう)

これは江戸時代に使われていた「海老錠」という、その名の通りエビの形をした錠前が紹介されています。日本には奈良時代に中国から伝来し、飛鳥時代(7世紀半ば)の遺跡からも出土しています。江戸時代には城や蔵などで広く普及しました。

真鍮や鉄で作られたこの錠前は、棒鍵を差し込んで内部のバネを押し上げることで開錠される仕組みです。そのユニークな形と、日本独自の技術が融合した美しい錠前は、現代のコレクターにも人気があります。

まとめ
大昔の錠前は、ただモノを閉ざすだけでなく、まるでアートやパズルのような高い技術と知恵の結晶でした。現代の鍵の歴史は、古代エジプトや中国、そして日本のこのような錠前から始まったと思うと、普段何気なく使っている鍵の見方も少し変わるのではないでしょうか。

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