世界で最も危険な生態系ともいわれるアフリカの砂漠を再現して100日間シミュレーションする動画。(※法的な問題でアフリカ原産でない生物もいるそうです)
昼夜の温度差も調整し砂嵐も再現、生態系のバランスを取るための捕食者も送り込みます。そして砂嵐(4:50~)や砂漠の大雨(6:45~)も再現しています。
用意された砂漠の生物
- ゴミムシダマシ
- 女王アリ+働きアリ
- カツオブシムシ
- デューンゲッコー
- リオック
- メダカの卵
- フェアリーシュリンプの卵
- アリジゴク
- ヒヨケムシ
砂漠に生きる生物の見どころ
■朝にかけて空気に水分を混ぜたのを送り込むと、それを接種するため逆立ちし体に水滴を付けて飲むゴミムシダマシ(1:30~)
■砂漠の下で卵を生んでいるアリとデューンゲッコー
■投入した雌リオックにその日に捕食される雄リオック(8:20~)
リオックも69日目に雌が投入されてすぐ産卵しますが、彼女は投入から21日で亡くなっています。飼育下の平均寿命は2,3年と言われてるのですが産卵で体力を使い果たすと1,2ヶ月で亡くなるそうです。箱庭では頂点の存在とはいえ産卵自体がいかに過酷かということですね。
そして砂漠シミュレーション100日目
90日目にリオックの代わりの捕食者役としてヒヨケムシが投入されます。そして食物連鎖は完成され、水槽の生態系は完全に調和してしまいます。
全ての生物を移動させ、完成された砂漠は人の手によって終りを迎えます。
生物にとっては狭すぎる場所なのでバランスが崩れると思いきやリオックが亡くなった以外は安定しきってしまいました。それも人間が上手くバランスを調整して環境や捕食者を投入したからですが、それを破壊するのもまた人間という皮肉にも見えます。
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