観客の眼の前スレスレで事故寸前のラリー動画

乗り物

ラリーでフラットアウト(アクセル全開)で街中や山道を走り抜ける動画。この動画では観客の眼の前スレスレを大ジャンプやドリフトでスピンで走り抜けたり、中にはコースアウトや大スピンや観客のいる場所に突っ込む大クラッシュなどもあります。

観客はいい場面を見ようとギリギリまで前に出てるのでそこに車がつっこむこともしばしば。そういう時、観客は即ジャンプして回避したりと死と隣り合わせでこのレースを見に来ている人ばかり。この動画には避けてなかったら衝突しているシーンは山程あります。

※「CREW OK」は運転手は無事という意味です。

■凄そうなシーン

  • 1:30 カーブで膨らんでコース際にいた観客が逃げるシーン。海に飛び込むような逃げ方をする人もいてギリギリです。
  • 1:51 ジャンプの制御ミスでクラッシュした車がカメラマンに突っ込んでくる。
  • 2:25 山道で車が飛ぶ。観客を巻き込むとかはありませんが3秒近く飛んでます。
  • 5:00 カーブで道路からはみ出してしまい制御しようとして逆の方に膨らみ観客を巻き込みかけるシーン。しゃがんで撮影してた人がとっさに立ち上がって後退りする判断力が凄い。
  • 5:55 2台衝突。衝突するタイミングがずれてたら側でみてた観客は座っている人も多かったので避ける間もなく巻き込まれてたようにみえます。
  • 6:35 空中大回転するほど車が吹っ飛びますがカーブで制御を失ったタイプなので意外と大丈夫なパターンが多いです。直線でフルスロットルのパターンが一番危ないそうで。
  • 6:41 車載カメラでただ走るだけですが、狭い道の両端に観客がいる中をフルスロットルで駆け抜けるのはリアルにかなり怖いです。
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FIA(国際自動車連盟)の管轄するレースでは街中などの公道レースでの事故は普通の運転事故と同じようには扱われないそうです。大体のレースでは「レースでの事故による怪我に関して主催者は責任は問わない」といった文言がパンフレットや看板にあります。

もちろんドライバーが故意に事故が起こるような運転をして巻き込んだ場合は過失致死か殺人罪など罪に問われます。

レースイベントによって違いますが観客は指定する保険に加入することができます。しかしそれに外れた場所で起きたら保険が適用されません。

■2024年3月にラリーレースでの死亡事故

今年3月にハンガリーでレース中にコースアウトし観客4人が亡くなるという事故がありました。

動画: 第11回エステルゴム・ニュルゲスラリーで交通死亡事故、複数死亡 - 更新、写真 - デイリーニュース ハンガリー
死亡自動車事故が発生し、コースからはみ出した車が観客に衝突し、複数の観客が死亡した。

記事内には事故の瞬間の動画があります。画質が粗く遠目からなので閲覧注意ではありませんがこの事故により4人が死亡、8人が負傷してそのうち1人は命の危険がある重傷を負いました。

この場所はタイヤが浮くような場所のため禁止区域と言われてるそう(※未確認情報)ですが、それでも派手なシーンを見るため観客が集まるそうです。それを止めるのが運営の仕事か無視してそこに入った観客の責任か・・・

ドライバーが責任を問われることはあまりありません。しかしこのレースでは不明ですが、こういった死亡事故がおきるとそのイベントはその日で中止になる場合がほとんどです。

またドライバーがショックで撤退するということもあるので自己責任とはいえやるせないものがあります。

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