世界錯覚コンテスト(Best Illusion of the Year Contest)という2005年から始まった目の錯覚を利用した作品のコンテストで日本人初の優勝をした杉原厚吉氏のインタビューと作品動画。
2010年に初優勝をしてその後も2013,2018,2020と合計四度優勝しています。準優勝も2015,2016とニ度していて、更にファイナリストの常連でもあります。
杉原厚吉氏の錯覚コンテスト優勝作品
■2020優勝「立体版シュレーダー階段図形」
■2018優勝「三方向多義立体」
■2013優勝「Rotation Generated by Translation」(※邦題不明)
※こちらは 小野 純、友枝 明康、杉原 幸吉による共作
■2010優勝「反重力四方向すべり台」
■2016準優勝「四角と丸」
こちら準優勝作品ですが最後に紹介している錯覚のyoutubeチャンネルの再生数では1位で1000万再生近くにもなっています。誰がみてもすぐ驚く理解不能な面白さ。
世界錯覚コンテストの審査基準は「見て面白いか」
杉原厚吉氏は東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授を努めて現在は明治大学先端数理科学インスティテュート研究特別教授という凄い肩書の人。
錯覚作品もかなり計算して作られています。もちろん他の人の作品も同様一般人には及びつかない知識で作られています。
しかしこの世界錯覚コンテストは決勝戦では各グループが5分のプレゼンを行い、会場の人が最も面白かった作品に投票するシステム。その観客は専門家もいますが一般のお客さんも大勢いていわゆる理論などのプレゼンではなく「いかに喜んでもらうかが大事」という意外なものでした。
お客さんにわかりやすく喜んでもらうプレゼンの練習もしているようです。難しい作りだから優勝というわけではなくあくまで「見て楽しい」を一番に考えたコンテストなんですね。
世界錯覚コンテストの歴代優勝作品は以下の「Illusions」から見れます。
■世界錯覚コンテストのyoutubeチャンネル
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