スウェーデンで行われるフォーミュラオフロードというモータースポーツ大会の中の断崖絶壁をオフロード車で一気に登り切るレース。
パッと見一応坂だから途中までは順調に登れますがラスト頂上付近になると垂直の壁みたいになっていてまず普通に走ったら登れないようになっています。
勢いをつけてコースの中の凹凸を利用してジャンプ台のように飛んで登りきろうとしますがほとんどの車が真上に飛んでしまい落下。勢いをつけすぎて失敗したら後方宙返り状態で山をゴロンゴロンと転がり落ちていく大事故が連発。
こちらの動画では1:00過ぎの車は炎上してしまってます。
丈夫なオフ車のフレームがバキバキに折れ曲がりタイヤはぐしゃぐしゃとほぼ事故といいたいくらい悲惨な状況。いくら安全な設計にしても衝撃が強すぎてドライバーもただではすまないような状況。
接写が多くいまいち角度が分かりづらいのでやや古い動画で遠くから撮影した坂登のオフ車動画も探してみました。
日産パトロール(日本ではサファリ)のチャレンジ動画。ちょっとしたグランドキャニオンのような角度をぐんぐん登っていってます。傾斜がきついだけならパワーで登れるようですね。
大会に参加する車はどれも600から800馬力越えのエンジンを搭載しているので登るだけならもう簡単なのかもしれません。最初の動画も角度はこれくらいですが、そこに凹凸や最後の層など難関を用意することで難易度を上げています。
海外のこういう大会は危険性とかより派手さや挑戦のしがいを求めてハードになっていきがちです。ヒヤヒヤしますがやはり見応えはあるんですよね。
フォーミュラオフロードのルールは?
ただ登ればいいだけと思いきや案外ルールがあるようです。以下の日本人が見学にいった動画に登るための車の機能やルールが掲載されています。
0:30から大まかなルール説明。4:55からモディファイドクラスの車の説明
冒頭にアンリミテッドクラスの車の説明。
- クラスは「モディファイド」「アンリミテッド」の2クラスで18台がエントリー(モディファイドは下のクラスでルール制限も多い。アンリミテッドはなんでもありルール)
- 二日間かけて1~6コースの崖登り競争(第4コースのみ低層のタイムアタック制)
- 各コースの総合ポイントで勝者を決める
- ポイントは崖の指定されたポイントを通過するごとにポイントが与えられる(350点満点)
- コースアウトやライン取りなど減点項目有り
- コースは車が走った後にその都度修正される。修正でほとんどの大会時間を使う
車はみんなオリジナルで作っているようです。かなり改造していて手間がかかっていますがどんどん壊れていっています。それでもみんな楽しそうにしているのでやはりとんでもない心臓の持ち主しか参加できませんね。
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