※「Live Test」のシリーズ一覧は下の方にあります。
2013年11月23日に公開されて世界中で話題になったジャン・クロード・ヴァンダムによる走行中のボルボ・トラック二台のサイドミラーを使った180℃開脚CM。
このCM「The Epic Split」というタイトルで意味は「壮大な開脚(股割り)」。CG無し、編集によるカット無しでスタントマンを使わずヴァンダム本人がやるということでも話題になりました。トラックも自動制御ではなくプロのドライバーでもないボルボに雇用された一般ドライバーが8日間練習して挑みました。
バック走行で時速25kmと中々の速度。ヴァンダムも打ち合わせで後進と聞いて驚いたそうです。
ただし万が一に備えて命綱としてワイヤーを付けてワイヤー部分は画像処理で消していたそうです。成功のための補助ではなく失敗時の命綱だから安全のためには当然と思われます。
詳しいことはWikipediaの「The Epic Split(※外部リンク)」に書いてあるので興味のある方はどうぞ。
あまりのインパクトに世界中で真似する動画が続出。中には企業が自社の車を使って真似したりもしていました。
中でも有名なのが飛行中の二機の飛行機の翼で開脚を行うチャックノリスの動画。
もちろんCGですがチャック・ノリス本人でもできるかもしれないと思う人がいそうなのがいい人選。
実はパロディ物のほとんどがヴァンダムほど開脚ができていません。この女性は開脚自体はヴァンダムを越えてますがバランスを崩しそうになって早々と手をついて足を拡げていきます。
映画でも様々な開脚を見せてきたヴァンダムだからこそこのCMを任せられるとオファーが来たんでしょうね。
ボルボトラック人気CMシリーズ「Live Test」一覧
このCM実はボルボ・トラックの「Live Test」という自社の車種の凄さを魅せるシリーズの6作目。このシリーズは毎回凄い挑戦をするものでヴァンダム以外もかなり見ごたえのあるCMなんです。
■第一弾「The Ballerina」
並走する2台のトラックに綱をつけてそこを綱渡りするというある意味ヴァンダムより危険なスタント。挑戦するのはスラックラインという綱渡りスポーツの世界記録保持者の女性。
ボルボの安定性のアピールのために作られたCMでした。
■第二弾「The Hook」
ボルボ・トラックCEOのクラエス・ニルソンが海上クレーンにボルボ・トラックのフックを引っ掛け吊るされた状態のトラックの上に乗って牽引フックの強度をアピールするCM。当然スタントやCMは一切使用してないそうです。
■第三段「The Hamster Stunt」
ハンドルにハムスターの車輪をつけてハムスターにハンドルを回させて採掘場の現場までトラックを運転する。エサの向きで走るハムスターを操作してハンドルを操ることで同社のハンドルの軽さをアピールする目的で制作されました。
一番ユニークですがやはり一歩間違えば崖から転落なのでクレイジーです。
■第四段「The Chase」
パンプローナの牛追い祭りの再現で牛から逃げるトラックのCM。参加してる人はみんなエキストラです。しかしガチめにやってるので後半のムービーでは牛に轢かれてる人も・・・
狭い町中でもスイスイ走れる機動性のアピールが目的だそうです。
■第五段 「The Technician」
ボルボトラックの技術者が地面から首だけでてその上をトラックが走り抜ける動画。これだけだと目的が理解できませんが技術者の話を聞いていると、トラックの最低地上高が300mmで彼の頭がそれよりちょっと低いから問題なくトラックが通過できるという目的のようです。
最低地上高が高ければ高いほど悪路の走行も可能になるのでそのアピールということですね。
■第六段「The Epic Split」
第六段がヴァンダムのCMになります。
■第七段「Look Who’s Driving」
4歳の子にリモコンでトラックを運転させるというラジコン企画。衝撃や水への耐久性やトラックの安全性を実証するためにあえて気を使わない子供にラジコン操作させたようです。実際横転したりかなり無茶をしても平然と走る姿は驚き。
■第八段「The Flying Passenger」
トラックでパラグライダーを引っ張り凧揚げの要領で飛ばし続ける動画。一定の速度を維持しないとパラシュートが落ちてしまうため、カーブで減速しても即加速できるパワーなどを見せる目的のようです。
開いたパラシュートの高さギリギリのトンネルをくぐるのはかなりヒヤッとします。
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