立ち上がると3M近くにもなる地上でもかなり大きな個体のヒグマ同士の喧嘩。パワーもすごいですが何より攻撃の瞬間の速さが凄まじいです。500kgくらいありそうな相手を簡単に引きずり倒しているので人間ではひとたまりもありません。
ちなみに海外ではブラウンベアーやグリズリー(ハイイログマ)などいわれますがどれもヒグマの一種だそうです。その中でもアラスカのコディアックヒグマはグリズリーよりも100kgほど大きいヒグマ最大種。
こちらは水場でくつろぐクマ達。そこへ現れた一匹が子供めがけて突進すると母親熊が守るように抵抗。そこへ父親らしき熊がすぐさま襲いかかってきます。しかしお互い殺すということもなく「これくらいにするか」という感じで離れていきました。
こちらは特に有名なフィンランドの巨大ヒグマ同士の喧嘩。組み合ってからの素早い応酬は格闘家の速さすら上回っています。
ただどれも途中で戦うのをいきなり辞めるので熊同士の喧嘩は殺し合いだけではなく人間のように生き死に以外の勝ち負けが存在するのかもしれません。
登別クマ牧場ではボス争いがあるそうですが死亡事件というのは聞いたことがありません。登別クマ牧場のボス争いは飼育員も熊の恒例行事という感じで歴代ボス熊を紹介していたりしますので熊も分別を持って喧嘩しているようです。
ただ他の牧場では餌を争って死亡したという話がありましたので空腹などの条件が重なったり飼育下や野生関わらず環境が劣悪だと相手を殺すまで戦うようになるのかもしれません。
野生の動物も自分が怪我を負ったら死に直結するので実力差が無い限り無駄な争いはお互いしないようにするのはよくあることです。だから熊の争いもそういった部分で殺し合いになる前にお互い手を引く習性があるのかもしれません。
ちなみにメス同士は口喧嘩(唸り声をあげあうなど)がほとんどで肉弾戦の喧嘩はほぼ雄だけのようです。
クマといえば尋常じゃないパワーが有名ですが、クマ同士の喧嘩だと即死にならない皮膚の硬さも恐ろしいですね。銃を持っても勝てる気がしません。ちなみにショットガンで打たれてもそのまま襲ってくるほど頑丈です。
熊の頭蓋骨は分厚く大型の熊は猟銃で狙われても跳ね返すこともあるほどで、猟師が狙うのは首か耳の穴と言われてるようです。熊の喧嘩でも首か耳あたりを噛もうとすることが多いので熊同士自分の弱点はわかってるんでしょう。
こちらはホテルで飼われていた熊が脱走して人を襲ったニュース動画。大型バスに轢かれて普通に立ち去ったそうです・・・
ホテル側は引取を拒否したとのことで危険動物を無責任に飼うことへの疑問が沸きます。
人の目の前に来たヒグマがでかすぎて動画でも怖さ抜群
川辺に現れた子連れのヒグマ。キャンプ中に現れたのかヒグマを撮影しにきたのかはわかりませんが2mもない距離を通り過ぎていく瞬間は動画越しでも息が止まるほど。撮影者たちもあまりの衝撃に驚きのリアクションをしています。
こちらも子連れのヒグマ。道沿いにヒグマから後ろ歩きで下がる撮影者。背中を見せると襲ってくると言われているので正しい行動ですがこぐまが無邪気に駆け寄ってくるところなどは親グマがいつ襲ってくるかヒヤヒヤします。思わず脇道に逃げたくなりますが山道は熊のほうが得意そうなので下策かもしれません。
最大のヒグマといわれるコディアックヒグマと飼い主らしき男性。男性も相当大柄そうですがそれを遥かに上回る巨体でサイズ感が麻痺してきます。大分なついていてほっこりします。しかしいくら熊と慣れ親しんでいてもある瞬間に野生の凶暴さが出て殺された人もいるので油断はできません。
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